ウは宇宙船のウ


ウは宇宙船のウ
作者: 萩尾望都
出版社/メーカー: 小学館
発売日: 1997/08
メディア: 文庫

ウは宇宙船のウ!とりあえずタイトルで選んでみたが、原作があの有名なSF作家(読んだことない)ということで、この邦題は原作の訳者が考えたのだろうか。。
まあこの作家さんの作品も巻末エッセイを読む限りでは、いわゆる少女漫画とは質の異なるものらしいのだが、それはあくまでこのエッセイを書いた人にとってらしく、まだ二人の少女漫画家にしか触れてない僕のイメージとしては、自分の思い入れの強い作家には特別な感情が働いて他の少女漫画家とは異質な何かを感じ取れるのではないかと思う。と同時にこの時代の少女漫画それぞれのオリジナリティとクオリティが高かったのではないかとも想像できるし、創造できていたんだとも思う。
少女漫画に多く見られた幻想的なカットは今日ではギャグ漫画の笑いどころで多く見られるせいか思わずそういうシーンで半笑いになってしまう。過去の物事を俯瞰視することでその時笑えなかったものに笑いの要素を見出すことが出来る。というのは人間の進化の表れか、それとも単なる悪ふざけか。。
モトさんの作品は結構シリアスなので感想文も堅くなる。。そう僕は影響を受けやすい偏屈者、サブカルエージェント、ハニカミアーノルド、シリアルコーンフレーク、ミツアミティーンエイジャー、カーナビシューゲイザー・・・。
坂田靖子の本はは見当たらなかった。。