ヒトクイ


アシュラ (上)
作者: ジョージ秋山
出版社/メーカー: 幻冬舎
発売日: 2006/02
メディア: 文庫

http://d.hatena.ne.jp/amiyoshida/20060217/1140152621
復刊したと話題になっていたのでさっそく。。
上巻は「お前は人を食えるか?人を食ってまで生きようと思えるか?それほどまでに死を恐れることができるか?人も食えないくせに生意気に生だの死だの言いやがって!人も食えないなら黙って生きてろ馬鹿者!」と言わんばかりにジョージ秋山のダンディズムで終始責め立てられ、突き放される。
下巻は「お前は弱い人間の一人、俺も同じ弱い人間。人を食うことは弱いこと、哀れなこと、悲しいことなのだ。人を食ったのはお前の中の獣、弱い人間の中の獣なのだ。時には悪の獣に支配されてしまう、人間は弱い生き物なのだ。」とジョージ秋山のナルシズムで慰められ、諭され、戒められる。
ダンディズムとかナルシズムとか言葉の意味もわからずに語感で選んで使ってるだけです。。だた何となくジョージ秋山の漫画(他に読んだのは銭ゲバ、告白)はダンディズムとナルシズムで出来ているような気がするとりあえずかっこ良くて可愛いのだ。特にダンディズムってこれのことを言うんじゃないかと思う。残酷さ人間の醜さが見え隠れしてこそ本当のダンディズムなんじゃないかと。なんか男っぽいとかそういうファッション的な言葉でないことは確かだからして。
ちなみにアシュラちゃんは現代の言葉で表すとまさにキモかわいい!だ。