キズ

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NHK迷宮美術館で観たこの人の絵が気になっています。平面に立体物と錯覚してしまうリアルな絵を描く方なんですが、そのプロセスといい、緻密ゆえの世界観が何とも美しいのです。これを観てて思い出したのはダリのパン籠。僕はダリの作品の中でこれが一番好きなんですが、木津さんの絵はリアリズムもシュールレアリズムをも網羅し超越したこのパン籠に相通じる世界を感じます。そう、天才と秀才を両立した者が到達する境地、いや、もともと天才は秀才を含んでこそ天才なのであるという確固たる事実が垣間見えたのです。秀才をスタート地点とするかゴールとするかで天才と秀才が・・・って僕の天才論などどうでもいい!木津文哉の今後に注目!何かとんでもないものを作るかもしれない!