RED HILL / CHAGE&ASKA

RED HILL

RED HILL

これの前作「Guys」(asin:B00005J4R7)を最後に僕はアルバムを通して彼らの音楽に触れることが無くなってしまいました。けどこうして今聴いてみるとシングル曲やCMタイアップ曲など少なからず思い入れのある曲が含まれています。音色に時代性を感じるものの、アレンジの面で様々な手法を取り込んでいることがわかります。14カラットソウルによるコーラスも違和感無くチャゲ&飛鳥のハーモニーに新鮮味を加えています。表題曲などはチャゲアスプログレッシブロックとでも言えそうな確信犯的なアレンジを施しています。飛鳥はこの頃には既にコンピューターのシーケンスソフトを使用してのデモ制作を行っていました。そういった楽曲のディレクション意欲(最終的なアレンジは専門家に委ねています)が絶対的な声のオリジナリティと結実していった結果、あのアコースティックライブに至っているのではないでしょうか。
チャゲ&飛鳥の前衛性1