昨夜のBSで観た映画

ヤンヤン・夏の思い出」(エドワード・ヤン監督)
素朴な進行ながらもなにもかもが完璧なシーンの連続で終始感動していられる。ある意味アジア映画はこういった素朴なテイストでハリウッドに対抗してきたがそのどれもがどこかオリジナリティのこじつけに思えてしまうほどこの映画は素朴。どうやって撮ったんだ。。人間の目にカメラを埋め込んで撮影したかのような視点が不思議。

ヤンヤン 夏の想い出 [DVD]

  • アマゾンレビュー
    台北に暮らす小学生のヤンヤンの家族の平和が崩れた。祖母は脳卒中、母は宗教に走り、父は昔の恋人と不倫している。そして姉は、親友の彼氏と恋仲に。家族はバラバラになってしまうのだろうか…。
    台湾の巨匠エドワード・ヤン監督は、台北のとある家族を主人公に、それぞれの人生の断片を切り取りながら、その心情をきめこまやかにつづっていく。エピソードはリアルだけど重苦しさはなく、時は過ぎてゆき、みんな生きている。そんな人生が愛しくなる人間ドラマだ。
    普通のお父さんが不倫していくプロセスをサラリと演じるウー・ニエンジエン、彼と知り合う日本人イッセー尾形のいぶし銀の魅力に注目。また映像の美しさも特筆ものだ。(斎藤 香)