それでも君はまだパクリを探すのかい?

僕は自己アピールと見た目以外の主張をブログでは控えていますが、たまには書こうと思っているので書こうかな。
最近ネットでの煽りや吊るし上げでいくつかのパクリ疑惑が社会問題に発展しましたが、その辺についてです。
まずパクリを探し当ててネットで公表しただけでちょっとした批評家気取りになってる奴らはどうしようもないなあと。だいたいパクリかどうかなんていうのは極個人的な見解でしかないですし批評でも何でもないですから。まだ「好き」か「嫌い」で片付ける方が批評になってます。コレはアレのパクリだなんて指摘を得意気に人に言えちゃうってところが凄いです。僕なんかには恥ずかしくて出来ません。冗談半分でネタにしてるのは受け手が変に煽らなければそこで成立して終わるだけなのでいいんですが、本気で人の作品の著作権を守ろうとしている奴は何ておこがましいんでしょっ!こんなことは「アレは嫌い」って誰かに言った時に「どうして?」としつこく理由を聞かれて初めて、ボソッと「だってパクリじゃん・・・」っていう次元のもんですよ。そこで作品に対してパクリを関連付けて批評する権利なんて誰にもないですからね。もっと言えばパクられた本人もわざわざパクッた奴に「人の作品を真似しやがって!」なんていう態度をとるのもナンセンスに思えますね。一応曲を作ってるので僕自身に話を置き換えるとですね、どうぞパクリたければパクってくださいという感じです。なんならCDコピーして市販のCDより安く売られても「あーそお」ってなもんです。そっちを買う人は作り手に敬意をはらってないんだなあと思うだけですし、売ってる奴はどうせそこから何の進歩もしないでしょうし、パクられた僕は経済的な打撃はあるでしょうが、それで僕自身が自分に対する評価を下げることもないですし、まわりから下げられる筋合いもないわけなんで本当にどうでもいいんですよ。だって僕の作った物だって本質的には真似ですからね。真似をしつづけてどこか自分の匂いを擦り込んでるわけですから。それに、あからさまにパクッた奴を擁護する気はさらさらないですけど、今の時代オリジナルなんてそうそうないですって、芸術にしたって何にせよスタンダードは一通り出尽くしてますから。だからパクリ指摘なんて意味ないんですよお。一応作品に敬意をはらわない輩がいるからって著作権なんて設けてますけどそんな過敏になって作品を守ろうとしてたら作品が泣きますよ。素晴らしい作品は既にその創造性に守られています。臭いこと言いました!まあ悪いことした奴を取り締まるというのが現代の仕来りですから野放しっていうのも極論になってしまうんでしょうが、とにかくまず作り手自身がもっと自信を持たねばいかんです。素晴らしい作品を創ったらそれはそれで事実なんですからその事実はパクられたぐらいで台無しになってしまうわけではないんですから。誰に何を言いたいのかわからなくなってるのでそこをはっきりさせて終わらせましょう。要はパクリなんて作り手本人の問題でしかないよ!作り手である以上はパクッた自分が人として一切向上できないだけ。そういうことだからして、むきになってパクリを探して、ネット上で晒して喜んでる奴らより、こんな世知辛い世の中に埋もれてしまいそうなオリジナルな物を見つけ出す人の方が数倍凄いよ!ってことです。