Aは熱い


まんが道 (9)
作者: 藤子不二雄A
出版社/メーカー: 中央公論新社
発売日: 1996/10
メディア: 文庫

ずっと読もうと思っていたまんが道。今年は漫画イヤーということでさっそく手をつける。現在3巻(上は何故か9巻)。1巻から一切ボルテージが下がらない、同じテンションの高さをここまで持続させる人間はこの世に何人いるだろうか。映画を観ててもライブを観てても後半は長さによる飽きが来る。それが無いのだこの作品は。こんなハイボルテージな青春、藤子Fからはどんな風に見えていたのだろう。これを読んでる限りではFはありえないくらい「いい奴」。。藤子Aはブラックユーモアのイメージが強い(絵柄もやっぱ黒い、ときどき恐くて笑ってしまう)けど、「まんが道」のテンション、「少年時代」の原作から映画までへの熱の入れようから考えるに、かなり熱い男だ。中身の影響(二人で手作り雑誌を作るシーン)でいまいちな文庫版表紙を全部作りかえてしまおうかとも考えている(たぶん妄想だけ)。。